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さよなら原発3.11福岡集会報告

3月11日(日)、須崎公園に集まって行われた
「さよなら原発3.11福岡集会」ですが、おおよ
そ5000人近くの人たちが集まって、大きなト
ラブルもなく無事終わりました。ご参加してい
ただいた方、また当日来れずともご協力してい
ただいた方、みなさんに感謝します。

13:30開始時間前から、公園に多くの人が集
まりはじめ、定刻の時間になると
日本最大のロックフェス「フジロック」でも
MCを務めるスマイリー原島さんの司会で進行
が始まりました。

1Z3(イズミ)さんのベース弾き語りは、
原始的な響きを感じさせるベースギターと共に
歌を届けてくれました。

カクマクシャカのライブは、人間本来ある力強
い生命力と、逆に自分自身たちが生み出した愚
かさを憂うというメッセージが真っすぐに伝わ
ったようで、彼の言葉に涙される人もいました。

そんなステージの間、堀川泰樹さんのスプレー
アートでは、脱原発を宇宙的視点からとらえた
作品が出来上がりました。

スピーチでは「ママは原発いりません!」から
は原発事故後、様々な理由で家族が引き裂かれ
てしまっている現実などを訴えられました。

原発労災裁判原告の梅田隆亮さんは、原発労働
の後遺症に苦しむ報告を、長崎の原爆被害者の
西山進さんは、原爆投下後の惨状を思い出され
ながら「もう二度と 日本で放射能の事故を起こ
してはいけない」と伝えられました。

盛りだくさんのステージが終わると、須崎公園
から九電本社までのデモ行進です。

思い思いのメッセージを書いた手作りの横断幕
やプラカード、子どもたちも沢山参加してたこ
ととは偶然でしょうが(?)たくさんのキュー
トな着ぐるみたち(カエル、ヒョウ、ひよこ、
シロクマ、黒猫etc)も、たくさん参加していま
した。
隊列のなかからは、鳴り物も多く奏でられ、本
格的なジャンベ演奏の「フォリカン」が音で盛
り上げ、ブブゼラ、 (博多っ子なら知ってるだ
ろう)「博多ぶらぶら」がテーマにぶらぶら4体
が先導するコール等もありました。沿道から手
を振ってくれる人、うどん屋さんの店員さんた
ちが店先に並んで声援を送ってくれるなど、日
曜の天神の昼下がりで見物人も多かったように
感じました。

そうやって繁華街の天神を通り、九州電力本店
前をぐるりと1周囲み、社前でもアピールしま
した。「社員も出勤してない日曜日なのに、九
電前のアピールは意味ない」と言う声もあるの
かもしれません。でも、それは百も二百も承知
のこと。九電社員に直接リアルタイムで届かな
くっても、それでも押さえきれない気持ちがあ
るからです。このやるせない気持ちを、マスコ
ミを通して、そして沿道の人たちの視界を通じ
て、届けたかったからです。

人はそれほど賢くありません。

人を乗せたロケットを作れたり、
地球の裏側までも文字や映像を使って交信だって
できたり…そんな技術があるのに、核の爆弾と同じ
危険な発電方法がまだ、まかり通っているのが
今の日本です。

でも、いつかきっと「こうした方が良いのでは?」と
やりかたを変えることができます。
それが「正しい」か「間違い」かは、すぐには
どちらだかわかりません。
多分、後の時代で判断されること。

人はそれほど賢くはないけれど、
人はそれほど愚かでもないはず。

そう信じて、これからもみなさんと
何度も何度でも一緒に歩きましょう。

             (S・I)

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3月10日鳴りもの準備

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いよいよ明日は「さよなら原発3.11福岡集会」です。

明日を迎えて前日の今日3月10日は、デモ隊で使ってもら
うための鳴りものを作りました。ペットボトルの中に米や
大豆、とうもろこしなどをいれると、マラカスみたいにシ
ャカシャカ鳴らせるんです。
ちびっこお手伝い要員も総動員して、作業にあたりました
(笑)。

この鳴りものは、にぎやかな先頭の隊列のために使うつも
りです。と具体的に説明する理由は…今回の3.11というの
はもちろん追悼の意味も込めて静かに歩きたい…という方
もいらっしゃると思うので、先頭ににぎやかな隊列をかた
めて、後の隊列はより静かなものになるように配慮しました。

明日は未来を創る人たちで、須崎公園が溢れかえりますよ
うに。

3/9街頭アピール

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3/9日(金)も天神で街頭アピール+チラシ配付をしてきました。
今回も有志が集まって10人くらいで手分けしました。
気温が下がってきて、チラシを配る手が冷たかったです…。
「明後日は、あの3月11日です。1年が経ちました」
なんて一言つけ加えながらチラシを配りました。
みんなで500枚は配ったんじゃないかと思います。

しかーし、もう何度もチラシ配りをしていますが、僕は
全然慣れません。
嫌な顔をして受け取り拒否されたりするとヘコみます…(汗)。

でも、もっと哀しくなることがあります。
それは、目もあわさずに無視されてしまうこと。

今でこそ福島原子力発電所事故が起こってしまったから、
これまでと比べれば、多くの人は原発がどういう危険を
持っているか注意しているのかとは思いますが…
311以前は正直、天神でもどこでも脱原発/反原発のチラ
シ配付や街頭アピールをしても、かなり厳しいものが
ありました。大部分の人が、まったく関心がなく、
無視しているように見えてましたから。

ここで僕が言いたいのは、
決して「以前から脱/反原発活動をやっていた」という
しょうもないプチ自慢なんてことではないんです。

むしろ逆です。
以前からやっていても、1mmだって人の心を動かせずに
いたこと、いまだ街頭にたってチラシ1枚さえもらって
くれないという、自分の力のなさに愕然とするのです。

そんな気持ちが見えない、行動にも出ない、表情もない
(自分自身がつくり出している)のっぺらぼうな状態が
日本国中に原子力発電所を54基も作ってしまったように
感じてしまうのです。
僕がチラシ配付が苦手なので、こういうネガティブな発想に
陥ってしまうんでしょうけど…(汗)。

でも、人は変わることができます。きっと。
危険で間違った道を歩いていたら、引き返すことが出来ます。
ちょっと回り道になるけれど、みんなで色々考えて
試行錯誤しながら間違って来た道を戻って、新しい道を
歩きたい。
そして、これまで来た道を最後に振り返ってみたら
「いろいろあったけど、こっちの道を選んで良かったね」
と言えるようになりたい。

今度の日曜日は、そんな未来を描きだせる意思表示が
出来たらいいですね。

(S・I)

3/7街頭アピールしました

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3.11実行委員会のなかから10人くらい集まって、チラシ
配付をしながら日曜日に迫った3.11集会の街頭アピール
をしました。
仕事中や会社帰り、買い物客で溢れる天神でのチラシ配
付ですが、受け取りはまぁまぁな感じです。
多くの人の前で喋るということが苦手なのですが…そん
な事を言っている場合ではないので、僕もおおよそ次の
ような内容でマイクアピールをさせてもらいました。

いま日本全国のなかで、原子力発電所はたった2基しか
動いてないこと。
特に九州はひとつも動いていないこと。
でも、停電なんかしていないでしょ?と伝えました。
そして問題は、これから。
原発がないことで誰かが仕事を失うとか、経済がまわっ
ていかないかもだとか、火力発電の燃料じゃ電気料金が
高くなっちゃうだとか、自然エネルギーは現実的なのか…
そういうことをどうするのか。それは僕ら次第というこ
とです。僕らがそういう課題に対して、どれだけ本気で
取り組んでいけるのか。全部僕ら自身の問題なんです。

人間には多分…2種類のヒトがいるんじゃないかって思
います。

ひとつは「幸せな未来になって欲しいねぇ」と未来を
待っている人たち。
もうひとつは「こんな未来になったらいいねぇ」と自分
自身が動いて、未来をつくっていく人たちです。多分
3月11日の須崎公園に集まって来る人たちは、その
「未来をつくっていく人たち」で溢れるんじゃないかっ
て思います。今、チラシをもらったあなたも、須崎公園
に集まって、自分たちが欲しい未来を一緒につくってい
きませんか?


そんな内容でした。

嬉しかったのは、3.11当日のステージ内容で沖縄から
来てくれるカクマクシャカの紹介もしたんです。
すると、チラシを配っていた方から聞いたんですが、
通りすがりの人が僕のマイクで言った「カクマクシャカ」
の言葉に反応して「カクマクシャカ来るんだぁ?!」と
言って、チラシを持っていってくれたそうです。テンシ
ョンあがりますね。彼のステージにも期待しつつ。
※ちなみに「キャンドルナイト」
http://nonukes-fukuoka.com/candle/にもカクマクシャカは出演します。

吉岡 斉氏 講演会のお知らせ

来る、3月4日(日)、吉岡 斉先生の講演会があります。
参加費は無料、事前申し込みも不要です。

吉岡先生は、福島原発の事故調査・検証委員会の委員で
現在、多くの場所で原発に関する講演をされている方です。

事故調査・検証委員会での中間報告も交えながら、
色々なお話が聞けると思います。
質疑応答の時間も30分程度確保されています。

3・11集会の意義を再確認する意味も込めて、
ぜひ、多数の方の参加をお待ちしています。


演題:「なぜ、原発を止められないのか」

講師:吉岡斉先生
   九州大学比較社会文化研究院
   福島原発事故調査・検証委員会委員

会場:西南学院大学 チャペル(最大900人ほど収容可能)
   (地下鉄西新駅から徒歩10分)

開場:13:30
開始:14:00(講演1時間程度、質疑応答30分程度)


この企画は、福岡県内の大学生が集まり憲法について考える
「FSL」のメンバーによるものです。
3・11から一周年ということで、企画されました。
多数の方にご参加いただければ、学生たちの励みにもなると思います。

皆さんのご参加をお待ちしています!!